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「いたずらかと思った」と住民も驚く、道路に書かれた「あっ!」の文字。この標示で事故が激減といいます。

 

一方、ウィンカーを出さない“ご当地走り”の対策は“ご当地マーク”。信号のない横断歩道で止まらない車には“市松模様”。驚きの検証結果が出ました。

 

全国にある“謎の道路標示”。事故が減る理由を専門家が分析します。

 

■ユニーク路面標示 “心の声”で注意喚起

 

静岡県の住宅街を走行中。優先道路ですが、建物があり、左からの車に気付きにくい交差点でした。

 

岡山県では、こんなヒヤッとする場面もありました。左から来た自転車とあわや衝突!

 

撮影者

「(カーブミラーに)映ったのを見てブレーキを踏んだ。『バッ』と出てこられると、ちょっと反応が…難しいところもあった」

 

いずれも、見通しの悪い交差点。ユニークな対策をしたことで事故激減に成功した場所がありました。

 

ここは、神奈川県川崎市。脇道がいくつもあり、かつては事故が多発していました。

 

「あっ!」の標示は、およそ500メートルの区間で9カ所あります。

 

地元住民(66)

「イタズラかと思ったりした」

 

地元住民(73)

「『何だろうな』と一瞬思うでしょ。よく考えたなと思った。子どもの飛び出しなんかあるからね」

 

緩やかなカーブで見通しが悪い道路。「あっ!」の標示があるのは、いずれも脇道がある場所でした。

 

川崎市幸区役所道路公園センター 栗山伸一整備担当課長

「脇道から出た自転車が自動車とぶつかる接触事故が主に多かった。スピードが出やすい緩やかなカーブ」

 

ドライバーに減速を促すため設置していました。それにしても、なぜ「あっ!」なんでしょうか?

 

栗山整備担当課長

「『その先危険』とか、『危い』という標示はいくつか設けているが短い文字でインパクトがある、『あっ!』を提案しました」

 

設置前の5年間で16件あった事故は、設置後の3年間でわずか1件に激減。道路の標示などにも詳しい教授に、その効果について聞きました。

 

横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究 田中伸治教授

「一瞬で見えるので、短い時間で理解できる。『いつもと違うな』というところで、『注意をしなければ』となる効果はあると思います」

 

「横断注意」や「速度を落とせ」などの文字は、意味を理解するのに、わずかとはいえ時間がかかり、直感に訴える「あっ!」は、すぐに反応できるといいます。

 

そして、「あっ!」の標示は、意外な効果も生み出していました。幼稚園の目の前にある道路では…。

 

園児(5)

「(Q.(あっ!)読める?)あし?」

 

保護者

「ここ渡る時、手あげるもんね。気を付けて渡るようになった。これから小学校行く練習にもなる」

 

ドライバーだけでなく、幼い子どもたちも“危険な道路”という認識を持つようになったと言います。

 

■“ご当地マーク” 葉っぱの向きにヒミツあり

 

一方、これは合図を出すための、ご当地ならではのマーク。サクランボのようにも見えますが、葉っぱの向きに秘密がありました。

 

ドラレコ系ユーチューバー ローマンさん(36)

「お!歩道の中。恥知らず“ならず者”テクニック使った」

 

独特な言い回しで、危険な運転に警鐘を鳴らすのは、岡山県在住のローマンさんです。

 

ローマンさん

「車、左曲がっています。ウィンカーもちろん使わない。岡山へようこそ」

 

いわゆる“岡山ルール”と呼ばれる、ウィンカーを出さない危険な運転。その対策が道路に標示された“星マーク”です。

 

ローマンさん

「みんな見て、星がある。意味分かりますか?」

 

実は、「ここからウィンカーを出す」という印で、県内65カ所に設置しています。一方、香川県でローマンさんがある標示を発見しました。

 

ローマンさん

「皆、右見て、この緑、ブドウ。やっぱり香川もあるね。特別標示」

 

ブドウ!?ではなく、香川県の県花県木オリーブをモチーフにした合図のマークです。

 

 実は、葉っぱの向きで、右左折の方向を示しています。オリーブマークを設置後、事故発生頻度はなんと4割ほど減少したということです。

 

■“市松模様”で減速!? 驚きの効果が…

 

一方、この動画では、横断歩道を渡ろうとする歩行者の目の前を車が通過していきます。

 

JAFの調査によると全国の「信号機のない横断歩道」の一時停止率は45%程度。半数以上が止まらない実態が明らかになりました。

 

そこで、新たな対策が。その名も「チェッカーペイント」。横断歩道での減速を促す、画期的な対策でした。

 

撮影者が横断歩道を渡りたくても次々と通過していく車。さらに、歩行者に気付き、停止しますが、追い越しをする後続車が歩行者をはねそうになります。

 

横断歩道は歩行者がいる場合、ドライバーは減速や停止義務があります。

 

去年11月、長野県では珍しい対策をしました。一見すると意味不明な市松模様。このデザインを考えた会社の代表はこう話します。

 

名阪興業(株) 大里健二代表

「目的は車の減速。『何だろう』と思ってもらえば、この先何かあるのではないかと知らせられる」

 

ドライバーが不思議に思い、減速する狙いがあるといいます。さらに、文字がないのには意味がありました。

 

これは、田中教授が行ったシミュレーション。およそ30キロで走行中、「注意」の文字が見え始めてからカウントすると、「横断者」の文字が読めるまでに2秒ほどかかっています。

 

田中教授

「文字は全体が読み取れないと意味が伝わらない。色で標示すると一部だけでも目に入れば何かあるのかなと気が付く」

 

ペイントだけの方が、減速や停止の動作に早く入れるといいます。

 

■高速道路の“逆走対策” 3D標示のヒミツ

 

そして、近年、問題になっているのが高速道路での逆走。一体、どこから入ってくるのか?逆走車が必ず通る場所に注意を喚起、3Dの標示で9割減の秘密とは?

 

パーキングエリア内を走る車。高速道路の本線は、手前に向かって流れています。すると、車は入り口から出て本線へ…ここから逆走が始まっていました。

 

運転していたのは80代の男性で、その後、事故を起こすことなく確保されたということです。

 

さらに、本線から出口に向かう道路では、一台の車が進行方向とは反対に進入していきます。

 

そのまま8キロほど走行してトラックと衝突。逆走車の運転手は、77歳の男性でした。そこで、生まれた対策があります。

 

ここは東名高速道路の横浜町田インターチェンジ。出口に逆走対策の標示を設置していましたが、なんと書いてあるかまでは読めません。

 

しかし、後方カメラを逆再生してみると、「進入禁止」の文字が…浮き上がっているようにも見えます。開発した会社に話を聞きました。

 

積水樹脂 デザイン・マーケティング部 長田猛さん

「何だろうという感じで、アクセルから足を離すような、立体的な見え方のサイズと形状にしています」

 

出口に向かうドライバーが驚かないように、逆走車にしか読めない3D標示になっています。

 

平面の路面標示と比べると立体的な方が、存在感があります。

 

高速道路117カ所に設置した結果、年間およそ30件あった逆走が3件ほどに激減していました。

[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp